先日の『
医師不足のウソ 3』で書いたaブロガー(「新小児科医のつぶやき」)さんのところに、情報提供があったそうだ。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20080216
(引用させていただいてます。)
地方大学の付属病院の研修医の方からで、「
救急救命センターの人手不足と現場の疲弊は著しい。」と訴えるものである。
この研修医が籍を置く大学病院は、
高度救急救命センターに指定され、多くの救急車を受け入れているようです。
そして、その大学付属病院の所在は「医者の多い県として、実際人口あたりの医師数は一ケタの順位」ということなので、医師数は少なくともアメリカくらいの人口比率ではいるんでしょう。
それなのに、「
救急救命センターの人手不足と現場の疲弊は著しい。」という。
また、別の医師の報告は、「この病院の「稼ぎ頭」は、人工関節や脊椎の手術で1カ月先の予定も埋まる整形外科。急患の骨折を治療する余力はなく、救急医が手当てを終えた骨折の患者を治療せずに転院させていた。そのうち整形外科の急患を断るようになった。」とある。
ここには、
開業医と公立病院・大学病院との間だけでなく、公立病院、大学病院どうしの間でも、「
できるだけ楽に、金の儲かる」患者だけを受け入れ、それ以外を押しつけあう構図が見てとれる。
そして「
できるだけ楽に、責任を負わず、金の儲かる」の究極が、
開業医なんであろう。
これらを、私(新聞、雑誌だけのシロウト)の視点から見てみると、ただ医師の数を増やしただけでは、「救急医療が充実し、勤務医の過重労働が緩和され、産科・小児科が復活する」ことはないという証明が出ていると考えられるがいかがなものか。
医師の数を増やしても、「
できるだけ楽に、金の儲かる」患者の奪い合いと、「
金の取れるところから取る医療」による『
医療費の増大』だけが結果されるように思われる。
いまどき一般社会で、非正規報酬を払わないと結果が期待できないのは、日本の医者とフィリピンの公務員くらいだもの。
「
医は仁術」なんてのは気がふれた者の言い草、医者は特別な人格の持ち主とか特別な存在じゃないこと、にそろそろ気付いてもいいんじゃないか。
そのうえで、
医療費の再配分、
社会保障費の再配分を考えるべきじゃないか。
「個別の病院に余力がない」という話はよく聞くが、『
開業医の森』が青々と広がっているように、医療界全体に余力がないという話で説得力のあるものは、聞いたことがない。
医療費の再配分が、まず考えられてよかろう。
なお、先ほどの大学病院では、人手不足にもかかわらず「現在より規模の大きい新救急棟が完成する」という。
大学のハコモノを作る管轄は文科省でしょうから、
縦割り行政と省庁間の
予算のぶん取り合戦が、医療の世界でも展開されている様子が分かる。
- 2008/02/吉日|
- 商事
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私が小学校高学年の頃に考えていたことと、ほとんど同じですね
- 2008/03/30(日) 18:42:54 |
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- 勤務医 今井
私が小学校の卒業文集に書いたことと、ほとんど同じですね
- 2008/03/30(日) 22:02:56 |
- URL |
- 研修医 布袋
「医者の多い県として、実際人口あたりの医師数は一ケタの順位」ということなので、医師数は少なくともアメリカくらいの人口比率ではいるんでしょう
と書いておられますが…日本の医師数は最も多い都道府県でも人口比率にしてOECDの平均にすら届きません。それが現実だということをまずはご認識ください。
突っ込みどころはほかにもたくさんありますが、まずは現実を正しく認識されるための学習をお勧めいたします。
- 2008/03/31(月) 11:18:33 |
- URL |
- takeair
アメリカの人口比率医師数は1000人当たり2.2人
OECD平均の2.9人
日本で一番高い東京が、2.7人
- 2008/03/31(月) 15:39:49 |
- URL |
- takeCARE
みなさんありがとうございます。
学習させていただきます。
ところで、どこかでこの記事がさらしものになってるんですかね。
ビジターもコメントもこの2,3日急増です。
- 2008/03/31(月) 17:34:27 |
- URL |
- 管理人
非正規報酬って袖の下のことか?そんなもん当てにして生活している医者なんていないよ。
まああれだな。あんたの場合は非正規報酬出してもらっても診察はお断りだな。
そんなもん出す前にまずは日々粉骨砕身で頑張っている現場の先生方に感謝の気持ちを表しなさいっちゅーの。
- 2008/04/05(土) 22:07:01 |
- URL |
- ahoahoman
全く数値すら出さずに、しかも全ての科を一緒にした形で開業医が一番儲かるなどと断定する、この記事には問題があるように思います。
地域で根を張る開業医と、化粧品を売りつけるなんちゃって美容外科の開業医も全て同じですか。どの職業にも悪い人は居ますが、多くの医師は命を削って働いています。お金が目的ではなく、過酷な労働環境に燃えつきて仕事を辞めてしまっているのです。
イメージのみで医療が否定的な面からしか書かれていないのが大変残念です。
- 2008/04/18(金) 01:44:53 |
- URL |
最初の記事からのつながりで読んでいただければ、僻地医療に取り組まれている方、小児・産科で効率は悪くともがんばってくださっている方をいっしょにはしていないことが分かっていただけると思っています。
また、後ろの記事も読んでいただければ、多少の数値は出してます(探せたものだけ)
- 2008/04/18(金) 08:28:50 |
- URL |
- 管理人
そう、所詮他人事だからかも知れません。
自分の報酬に関わることになれば、「開業医の報酬はたった10円高いだけ」と他人(の)事はお構いなしに主張を繰り広げるでしょうから。
開業医の報酬を他人事として語ってくれる開業医はいないものでしょうか。
- 2008/05/25(日) 09:49:59 |
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- 管理人
1つだけの大学病院の一医師からの投稿で、裏もとらず日本全国津々浦々まで『楽に金のもうかる』患者のみを受け入れるのが大学病院だから、医師数を増やしても意味がないというのは議論として成立しない。右翼の論理である。特殊をもって全体を推測している。
- 2008/10/10(金) 16:59:57 |
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- 非開業医
「公立病院、大学病院どうしの間でも起こっていて、その究極が、開業医」という話の運びなのですが。
- 2008/10/17(金) 10:43:22 |
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- 管理人